こんにちは。
前回から
「コツコツと練習を重ねてきたことが悪さをする?」
についてお話をしています。
表現とテクニック
表現者にとって
自分の思いを伝えるためには
それを支えるテクニックは不可欠です。
●●を表現したい、と思っても
そのスキルがなくては
いくら思いが熱くても深くても
表現することはできません。
だからこそ、
テクニックを磨くために
表現を自由にするために
「テクニック不足で表現ができなくならないように」
と思って、練習に励みます。
表現を追求する過程で
テクニックへの欲求が高まることもありますし
反対にテクニックを得ることで
新しい表現が生まれることもあります。
ですから、
「何も考えずに思ったように動ける」
ことが大切だと言われているのは
当然のことです。
けれど
この「何も考えずに身体が動く」
「頭でいちいち命令しなくても動ける」
ことの盲点がひとつあります。
それは
「身体の状態が変わったときに
今までのシステムが作動しなくなる」
ということです。
私たちは機械ではないので
毎日、身体の状態が変わります。
どんな身体の状態であっても
(どんなコンディションであっても)
ある一定のパフォーマンスができることが
プロである、と言われますが
100%そうとも言い切れません。
毎日のコンディションの変化は
身体そのものだけでなく
精神的なものの影響が
大きく作用するのを
みなさん、
感じていらっしゃるでしょう。
また、私たちは
年を取っていきますから
1年前、5年前、10年前とは
違う身体になっているのですが
それを感じるのは(受け入れるのは)
難しいことも多いです。
これは表現者の方だけに限らず
一般のお仕事をしてらっしゃる方も
そして、日常の生活においても
少なからず感じることだと
思います。
だからといって
「年取ったからしょうがないわ」
「ここのところ、スランプかも」
という言葉で片付けられれば
いいのでしょうが、
そうはいかないんです。
自分の思うような表現ができないこと
それがどんなに苦しくて悔しいか
どんなに悲しくて情けないか。
だからこそ、
みんなもがいて苦しんで
なんとかしなくては
と思うのです。
では
どうしたらいいのか。
どうしたら救われるのか。
どうしたら抜け出せるのか。
自分を知るためのクイズ
さて、ここで、みなさまに質問です。
クイズみたいなものだと
思ってくださいね。
あなたはお医者さまに
「身体にいいので、毎日ステーキを食べて下さい」
と言われたので、
毎日ステーキを食べるようにしています。
お肉は好物なので、まあ、飽きずに続けています。
ある日、いつものように
ステーキを食べようと
フォークとナイフで食べ始めたら
なんだか固くてうまく呑み込めません。
いつもの倍の時間をかけて
食べ終わりました。
いつも行くスーパーで
同じ銘柄のお肉、
焼き方も一緒なのになんでだろう。
「あのスーパー、値上げの代わりに
お肉のレベル下げたのかしら。
いやーねー」
そう思って次の日は
違うスーパーに行き、
似たようなお肉を買って焼いてみました。
しかし、
やはり固くて飲み込むのに時間がかかります。
「お肉のせいじゃなくて、
歯が弱ったのかなあ。
それとも嚙む力とか飲み込む力が
ダメになったのかなあ」
しょんぼりしてしまった
あなた。
「でも身体のためにはステーキ食べた方が
いいんだろうなあ。
これ以上、老化すると困るし」
さて質問です。
あなたなら、明日からどうしますか。
小さなヒント
表現と表現力、
何が違うと
思いますか。

