こんにちは。
オーボエ奏者で
ボディーワークも
教えていらっしゃる方(Aさん)の
レッスンを通して
学んだことをお話しています。
正しいところに立ち返る
これからのお話は
個人が特定できないように
必要なところは変更していることを
ご理解くださいね。
Aさんは
最初のレッスンでこういうお話を
してくださいました。
「ずっと、演奏中の悩みを解決したくても
なにをしたらいいのかわからず
さまよっていたのです。
たまたま友人に教えてもらって
心と身体の緊張を取ろうと
ボディーワークを学びました」
はい、そういう方、とても多いです。
そして続けて、
こうおっしゃいました。
「正しい身体の位置、正しい構えを学んで、
いつもそこに立ち返ることの重要性を
叩き込まれたように思います」
さて、この言葉、
みなさまはどう思われますか。
生きているということが一番大事
以前にも触れたことがありますが
「正しい身体の位置」を求めることによって
失われることがあります。
正しい、という言葉は
本当は「効率的」とした方がいいのです。
正しい、間違っている、のではありません。
なぜなら、
私たちは生きているからなんです。
機械をアジャストするわけではないんです。
Aさんはしきりに
「頭の位置は骨格を考えると、ここが正しいのです」
「そうするとおのずから、背中はこうなります」
「きちんと立つこともできるようになります」
と、フォルムのことをおっしゃっておられました。
身体の外側からのアプローチがメインで、
Aさんのおっしゃるような形をしたときに
感じる身体の感覚は「正しい立ち方はこれ」と
言い聞かせる方向で組み立てられていました。
けれど、
その形でのAさんの呼吸は
自由ではありませんでした。
何もしていない時の呼吸も
演奏しているときの呼吸も
ご自分を解放するものではなくて
「呼吸のための呼吸」でした。
せっかく「いい演奏をしたい」
「思うような表現をしたい」と思って、
そのようなボディーワークをなさっていらしたのに
それは「学び」「究める」方向であって
ご自分の内側とつながっているものでは
なかったのです。
私たちは生きている、
それが一番大切であって
フォルムはその次のことです。
自由にしたくてもできない
Aさんに
「そのボディーワークのことを
全部忘れて、自由に座って下さい」
と言いましたら、
え。。。と戸惑って
もぞもぞしていらっしゃいましたが
意を決したように「できません」と
おっしゃったのでした。
さて。
ここからどうするか。
つづく。
小さなヒント
ルーティーンでやっていることを
やめるには、
何をしたらいいと思いますか。

