こんにちは。
お話の続き、
表現のための呼吸について
もう少しお話します。
欲求が表現の原点
人に何かを教わって
もしくは
何かから学んで
自分のものにすることは
基本であり、大切なことです。
ですが
なんのために
学ぶのかを
時々忘れてしまうことがあります。
ややもすると
学ぶことが
目的になってしまうことすら
あります。
もちろん学ぶことは
自分にないことを得るという
新鮮でわくわくするような快感と
自分の中にある
何かと響き合ったときの
深い感動が得られます。
けれど人は
受け入れると同時に
外に表したいという
根本的な欲求があります。
それは
他の人とつながりたい
という、社会的な、
そして人間として大切な欲求です。
人が一人ではいられないように
他の人とつながることで
ひとりでは成しえない、
味わえないことを
表現することで得られるのです。
ここが表現の原点でもあると
私は思っています。
純粋な気持ちであっても、
人からの賞賛を得たいという
気持ちがあっても、
本来の表現から
外れたものであっても
外に表したいという
大きな衝動は
ある意味、同じです。
だとしたら、
もう少し自分の本能に正直になること
そして、自分が何を欲しているのか
心と身体と思考に問うてみる
その作業が
表現者には欠かすことができないと
思っています。
その作業が
ブレイクスルー呼吸®だと
理解いただけたらなあと思うのです。
心の底で願っていること
大きな声になりたい、と
呼吸法を学んでいらした方は
呼吸法の専門家に
なりたかったわけでは
もちろんありません。
呼吸法を学べば
大きな声になると言われたから
一生懸命学んだんです。
けれど、実際、
その方が欲していらしたことは
大きな声になることでは
ありませんでした。
例えば。
メイクのやりかたを知ろうと
youtubeを見たり
メイク専門の雑誌を買ったり
メイクのスクールに通おうとするとき、
メイキャップアーティストを
目指してるわけではないことは
自分でもわかっていますよね。
本当の理由は
・最近、老け顔になったから
・シミをうまく隠したいから
・素肌っぽく見せたいから
・目を大きくしたいから
・鼻を高く見せたいから
・小顔に見えるようになりたいから
・艶っぽい雰囲気にしたいから
などなど。。。
と、心の中に
はっきりとあるわけです。
だから、本当は
顔のくすみが気になっているのに
手に取った雑誌に
「秋色メイク特集」が載ってると
「いやいや、
秋色もいいんだけどね、
その前に顔色のくすみを
なんとかしないと
このまま紫やら、ブラウンやらの
秋色でメイクしたら、
顔が毎日ハロウィンになっちゃうのよ。
うーん、でも、
なんにもしないよりは
マシなのかな、
うまくメイクできれば、
くすみも隠れるかな・・・やってみるか」
と、なるわけなんです。
でも、解決はしませんよね。
だって秋色メイクを
目的にしてるんだもの。
くすみ解消ではないんです。
それと同じで
ご自分の問題が
本当に心の底で思っていることなのか、
一番、解決したいこと、
望んでいることがなんなのかが
わからなければ、解決はしない、
私はそう思っています。
その方は
レッスンを続けて
半年ぐらい経った時に
本当は大きな声が欲しいのではなくて
演出家からの
相容れない指示があったとき
自分の意見を貫く勇気と確かさが
欲しかったのだと
はっきり認識なさり、
それにはどうしたらいいかも
理解していかれるように
なりました。
うれしそうに生き生きなさる
その様子を拝見して
私もとてもうれしかったです。
ここをお読みの皆さま、
心の底で
望んでいらっしゃることは
なんですか。
小さなヒント
あれも、これも、と、
良さそうなことに
たくさん手を出してしまう
タイプですか。

