こんにちは。
人前であがりたくない、という方へ
向けてのお話を続けます。
リラックス力と集中力
前回は
「あがることの対処療法では
カヴァーしきれない」ことに
触れました。
瞬間的に緊張がとけても
パフォーマンスをするに
あたっては
あまり関係がない経験を
なさった方も多いと思います。
おそらく、
誤解というか
少しずれてしまっているのでは
と思うのは
「緊張しているから
リラックスさせよう、しよう」
と考えていることです。
以前もお話したかと思うのですが
だらーんとリラックスした状態では
良いパフォーマンスはできません。
全身が脱力するということは
思考も脱力するということです。
考えを深く巡らせることと
全身どこもかしこも
脱力しているということとは
相反するのです。
パフォーマンス時に必要なのは
リラックス力だけではなく
集中力だということ、
みなさま、よくご存じだと思います。
集中することなしに
ただ、リラックスするだけでは
ダメだということなのです。
タスクの増量
おうちで一人で練習しているときは
うまくいくんだけど、
とおっしゃる方が
いらっしゃいますが
その際に行われているのは
作品との対話、コミュニケーション
お互いに刺激し合い、
与えあい、受け取りあうことです。
作品と、あなただけの作業です。
舞台に上がったときには
もうひとつのコミュニケーション、
つまり、観客とあなたとの対話が
生まれます。
つまり、タスクが2つに増えます。
2つに増えたことに気づかずに
いつもの通りの1つのタスクを
場を変えて行うだけだと思っているから
失敗するのです。
なぜなら、
集中力がないと
作品との対話というタスクが
邪魔されて、行えないからです。
これが失敗の大きな原因の一つです。
つづく。

