こんにちは。
ここぞ、というときに限って
調子が悪いので
思うような結果が出せない、
そういうときにこそ
調子を良くしたい、
そうおっしゃる若い声楽家の方の
レッスンの様子を
お話してきました。
調子そのものがない
コンクールやオーディション、
大切な本番で調子が悪くなる
ということと
決めるべき時に
実力を発揮できない、
ということとは
実は違うのですが
その違いを
わかっているのと
いないのとでは
アプローチが違います。
この方は
「いつもはそこそこできているのに
調子が悪くなってしまうので
そういうときに
調子が悪くならないようにしたい」
と、ある意味、
ご自分の思いが明確だったので
(こちらの方がいい、ということでは
ありません)
「調子」についてのワークを
行ったのですが
ずっとお話が続いてしまう、
つまり、「調子」が
存在しない状態なことが
わかりました。
凸凹で生きている
演技でも演奏でも舞踊でも
「調子」があります。
物事が流れていく、進んでいく、
動きのことをいいますが
なぜ流れていくかというと
すごく乱暴に言うと
そこに凸凹があるから流れるのです。
真っ平らだと溜まるだけです。
身体を流れる血流も
心臓が拍動するから
つまり、凸凹するから
押し出されて戻っていくのですよね。
ただ、垂れ流すだけでは
めぐらないのです。
呼吸は
吐いて吸う、つまり凸凹です。
この凸凹がなければ
私たちは生きていけません。
自分の中に
どんな凸凹が存在するのか
その凸凹をどうやってハンドリングするのか
それが表現に至る、
大きなポイントでもあります。
揺らぎを受け入れる
体調の波、と言ったりしますが
たとえば、毎日血圧や脈拍、体重などを
測ったとしたら
どんなときにも数値が一定で
変動しません、ということは
ありえません。
人間は凸凹があるから
生きています。
硬く固まって動かなくなったら
生命の終わりですよね。
凸凹の波は
大きくなったり小さくなったりして
柔らかな揺らぎの中に続きます。
だから、その揺らぎを
受け入れないとダメなのです。
そうお話しましたら
「いえ、でも表現者として
それではダメなんです」
というお答えが返ってきました。
ふーむ。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
毎朝のルーティーン、
これがいい、と決めていますか。
それともなんとなくそうなっていった、
感じでしょうか。

