こんにちは。
言いたいことが伝わらない、
の「言いたいこと」について
お話をしているところです。
誰かの代弁者になる
前回は伝える技術よりも
言いたいことをきちんと把握する方が
難しいというお話をしました。
ということで、
「私の言いたいことは●●です」
とはっきり明確化したとしましょう。
では。
その「言いたいこと」は、
本当にあなたの思いですか。
こう言うと、
またまた、え?と
言われるのですが、
これ、
ご自分の考えや気持ちではないケース、
たくさんあるのです。
一見、その人自身の
意見、思い、考えのようですが
誰かの言葉を借りたり、
言い方をなぞったり、
誰かに承認してもらいたい、
誰かにこう見られたい、
こう思ってほしい、
ということが
底の方に潜んでいるのです。
たとえば、前回お話した
「あなたは人参が好きですか」の
答えだとしたら、
本当は大嫌いで見るのも嫌だけど、
いい年した大人が「大嫌い!」と
いうのもなんだしな、とか、
こういう調理法だと嫌だ、というと、
なんだか理路整然とした人と
思ってもらえるかな、
もしくはこだわりあって
めんどくさい人だと
思われてしまうかな、とか
野菜嫌いって
おとなの女性としてどうなの?
そんなこと大っぴらにできない、とか、
そういえば
この人のご実家って
にんじん農家だった、
嫌いとか言えないわ、とか、
瞬間的に
いろいろなものがうごめくわけです。
にんじんが好きか嫌いかのような、
どうでもいいことでさえ、
これだけ
ぐるぐるするわけですから、
自分の言いたいことを
そのまま言うっていうのは、
実は意外とハードル高いのです。
だから、
思っていることの半分でも言えたら
「あたし、えらい」ぐらいに
思ってていいわ、とも言えますよね。
私の言うこと、全部聞いてね
言いたいことが言えないのは
声が小さいから
声が通らないから
緊張するから
うまく言葉が選べないから
滑舌が悪いから
変に思われたらどうしよう
などと、
様々な、ご自分なりの理由が
存在するわけですが
思いこんでいるだけで、
実はそれがずれている場合も
あります。
そして、もうひとつ、
最初にお話したように
「相手が自分のことをわかってくれない」
のは
「言いたいことが伝わらない」
わけではないことも
理解しないとならないのです。
つまり、
自分の言いたいことは
必ずしも相手に受け入れてもらえるわけではない
という、当たり前のことを
アタマでは当然、わかっていても
心では受け入れてない方が
いらっしゃるのです。
以前、「うまく表現できない」
「理解してもらえない」
「滑舌が悪くて声が小さいからだと思う」
と言ってレッスンにいらしてくださった方が
いらしたのですが
けっして、声が小さいわけでもなく
滑舌が飛びぬけて悪いわけでもなく
言葉の選び方もちゃんとしていらして
私に対しても適切な話し方をなさっていらして
なにが悩みなのか
じっくり突き詰めていったところ
根っこに
「私のことを受け止めてほしい」
という心があることに
ご自分で気づかれました。
声が小さい、とおっしゃる方の多くが
発声器官に問題があるのではなく
声を出すことに対して
身体や心にブロックのある場合が
ほとんどであることからも
なぜ声が小さくなるのか
なぜブロックがかかるのかを
ブレイクスルー呼吸®レッスンで
見つけることによって
いきなり目の前が開ける気持ちに
なるのです。
すべてがつながっているのです。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
思い切り言葉を叫んでください、と言われたら
なんと叫びますか。

