こんにちは。
動物は動くもの。
だから、微動だにしないということは
ないです、
というお話をしています。
目を閉じて自分を知る
ブレイクスルー呼吸®️セラピーでは、
ほぼすべてのワークを
目を閉じて行います。
これは動物にとっては、
ある意味、
危険に身をさらすということでも
あります。
どこから敵が襲ってくるか、
わからないからです。
それをカバーしようとして、
私たちは耳を開き、
肌感覚を鋭敏にします。
また、外界と内なる世界の境を感じ、
その状態で豊かな呼吸をすることで
自分の深いところへ
入っていくことができます。
そのようなワークをしたあとに、
目を開けて自分の立っている感覚や、
周りの世界を見回すと、
それまでの自分の姿勢とは
全く違うことに
気づくことができます。
外側から作るのではなく、
内側から立たされた自分、
私が私を作っている、
そういう感覚です。
そこには
今の私
がいます。
こうしないとダメだよ、
こうしないと間違ってるよ、
こうしないとできるようにならないよ、
という言葉や思考に晒され
覆われていることも
感じとることができますし、
そうではない、素の自分を
味わうこともできます。
どちらにしても、今の私、なんです。
なぜ、これが
表現に必要なのでしょうか。
あなたが目指すものと、今のあなた
●●のように演じたい、
△△のように演奏したい、表したいと、
表現者の目指す山、登る道があるときに、えてして、目標ばかりが
先走ってしまうことがあります。
たとえば、
ナビを入れるとき、
電車案内を使うとき、
必要なのは目的地だけでは
ありません。
現在地を入れなければ
ルートが出てこないのです。
実は一番大切なのは、
現在地です。
ローカルな話題で申し訳ないのですが、
原宿駅と明治神宮前駅は
地図上では
目と鼻の先にありますが、
JRとメトロ、地上と地下、
全く違います。
ということは、
ルートも当然変わってきます。
(今の電車案内は両方出る、という
鉄ちゃんの突っ込みは、なしね)
また、おおざっぱに新宿、といっても、
JRの新宿駅と大江戸線の新宿駅は
全く違うし、
新宿と付く駅は
東新宿、南新宿、新宿西口、新宿三丁目、新宿御苑前とたくさんあります。
(もっとある、という鉄ちゃんの
突っ込みは、なしね)
私は今、どこにいるのか、を
つぶさにわからなければ、
動けないのです。
動物にとって動けないことは、
大変なストレスです。
物事が思うように進まないだけでも、
イライラや不安を感じるのです。
また、無理に動こうとすると、
自分の位置がずれていっているのに
気がつきません。
何をやってもうまく行かない、の
原因の多くはここにあると、
私は思っています。
今の私はどういう存在なのか、
どこに立っているのか、
それを知らずに
表現についてあれこれいじっても
無駄なのはこのためです。
そして、もうひとつ、
大切なこと。
私たちは
立っているのではなく、
立たされていると
いうことです。
地球の重力と
それに反する力で
私たちは物理的に立っています。
立つことができます。
立たされています。
立たされてもらっています。
この「立たされている」感覚は、
表現者にとって
なくてはならぬものです。
呼吸が変わるからです。
表現について考えていくとき、
瞑想から
もう一歩進まなくてはならないのは、
ここの部分でもあります。
ここについては、
言葉が足りないので、
またいつか、
ゆっくりお話しようと思います。
小さなヒント
あなたを立たせているものは
なんですか。

