こんにちは。
弱々しい自分でありたい、
という方のレッスンを通して
お話しています。
生きているから、元には戻らない
前回もお話したように
私たちは理想の自分を求めて
理想の人物像に憧れて
こんなふうになりたいと努力したり
なれない自分に落ち込んだり
いや、このままでいいか、と諦めたり
いや、それは諦めじゃなくて悟りだ、
と自分を納得させたり、
などと
その時によって
いろいろな感情と感覚が
与えられるのですが
そのゴールは
最初に設定したところから
少しずつ、ずれていることに
気づいておられる方は
少ないように思います。
いろいろやったけど
結局変わらなかった、とか、
元に戻ってしまった、と
お思いになるかもしれないのですが
同じところにずっといることは
実はできないのです。
私たちは生きているからです。
瞬間ごとに違う自分になっているからです。
これを意識しなおすだけで
表現が全く変わってくること、
すごく大きなヒントになると思います。
声は人間をつくる
弱々しくなりたい、
庇護される存在になりたい、と
願っていらした生徒さんは
レッスンをお受けになっていかれるうちに
ご自分の本質が
けっして弱々しいものでないことに
気づかれたのですが
そのいちばんのきっかけは
ご自分の声でした。
声の中にある成分、とも
いうのでしょうか。
声はその人のアイデンティティなので
その人となりがはっきり表れます。
声を聴いただけで
アナウンサーや歌手のように
話や歌の専門家でなくても
また、言語が違っても
そこに込められた感情はもとより
その人のバックグラウンドがわかるのは
みなさまもご経験あることと
思います。
良い声、悪い声、などという
巷で使われる偏った形容詞などには
到底表わせられないような
その人にしか、ないものです。
そしてその声は
実はその人の人間形成を
培うのです。
ブレイクスルー呼吸®のレッスンで
声を載せるワークを行うと
「え?私こんな声でしたっけ?」
「どうしてこんなに長く続く?」
「こんなに響いちゃう?」
と、今までのご自分からは出たことのない声に
びっくりなさるのですが
その声によって
身体が整えられ、心が整えられ、
最終的に思考も整えられる、
それが普通のヴォイトレでは
けっしてあり得ない
呼吸ワークの真髄なのです。
今の私の声が好き
そして、その生徒さんは
ある日、突然、にっこり笑って
「えーと、弱々しい声を目指してましたが
もういらない、って身体が言ってます」
とおっしゃいました。
そうでしたか、では
どんな声を今度は目指されますか、
そうお伺いしたら
「私、この今の声が好きなので
これがいいです。すごく好きです」
とおっしゃってくださいました。
私も彼女の声が
すごく素敵だと感じていたので
私も好きです、とお伝えしたら
なんだか2人で泣けてきて
笑いながら、ちょっとだけ泣きました。
声が「私」を作ることを
ここをお読みのみなさまにも
体験していただけたらなあと
願っています。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
自分が思っている自分と
他人から見られている自分、
一緒ですか、違いますか。

