こんにちは。
持って生まれたもの、について
お話をしています。
私、才能ありますか?
「持って生まれたもの」が
気になるのは
表現者だけでなく、
レスナーの方にも多いように思います。
指導者の方々が
生徒さんの親御さんや
生徒さんご本人から
「私、才能あるんでしょうか」
「将来、モノになりますかね」
のような相談を受けるケース、
たくさんお持ちではないでしょうか。
私が最近、驚いたのは
「自分では気づかなかったのですが
先生に(もしくは詳しい人に、などなど)
あなたは▲▲を持っているから
きっと上手になりますよ、
(もしくは向いていますよ)と言われたんです」
という場面に
続けて出くわしたことです。
それって、
あんまりにも無責任では?
身体的な特徴だけで
上手になるとか、向いているとか
言い切っていいのかしらん。
たとえば
ある方は
「あなたは手が大きくて指が長いから
ピアノに向いてます」
って言われたと
喜んでいらしたのですが
手が大きければいいわけではないし
もう一人の方は
「あなたは絶対音感があるから
音程が下がらないし、
胴体の厚みがあるから
いい声で歌えるんでは」
と言われたそうですが、
絶対音感あることと
音程とは関係ないし
胴体丸いからって
いい声になるわけではないですよね。
でも、喜んでいる方に
「それって関係ないです」とは
言えないから
「そうなんですねー」で
お茶を濁すけれど
持って生まれたものって
実はそういうものではないことに
気づく必要があります。
有利・不利ではない
以前、レッスンに来てくださっている方から
「私は生まれ持ったものがないので
何をやるのも本当に苦労しているんです。
生まれながらにして、
できてしまう人がうらやましいです。
人が1日でできることを
1か月かからないと、できあがらない。
こんな私が演奏者としてやっていけるのか
本当に自信がないんです」
と、ご相談をいただいたことがあります。
おっしゃることは
本当によくわかります。
最初のスタート地点から違ってる、
有利な状況なのに
そこから勉強してるんだもの、
叶うわけないわ、と思うんですよね。
けれど、「持って生まれたもの」
たとえば
バスケやバレー選手になるのに背が高い、
バレリーナになるのに身体が柔らかい、
歌手になるのに頭が大きい、
などは、
もちろん、それに越したことはないけれど
それは有利、不利、ではなくて
単に「便利」と思った方が良いのです。
手が大きくて指が長くて良く開いて
指の分離も最初から出来てて
というピアニストは
そうではない人から比べれば
弾くときに便利、ぐらいに思って
そうではない人は
自分が不利ではなくて
ちょいと不便だから、
便利になる方法を探す、
そうすることで
気づかなかったことにも気づけてお得、
と思うようにしたらいいのです。
負け惜しみ、ではありません。
表現者の目指すことは
そもそも
持っているものだけで
才能だけで
どうにかなるような
そんな浅いものではないからです。
それよりも
ご自分が何を持っているか
わからない方が問題なのです。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
あの人いいなあ、と思うこと
いくつありますか。
書き出せますか。

