こんにちは。
前回から
「いつになったらできるようになるか」という
ご質問に対してのお話をしています。
目指すものが違う
「いつになったらできるようになるんだろう」
と考えることと
「いつになったらできるようになりますか」
と質問することが
まったく違うのだということを
前回お話しました。
ご自分の立ち位置や状況を
わかっていてなお
自分のことを嘆くのは
むしろ当然のことですが
それがわからずに
なにか別の方法を探しまくって
この方法ならいつできるようになるのか、
これならもっと早くできるんじゃないか、
と、他人に聞いて比較する、
というスタンスでいることは
道のりだけでなく
到達するゴールが全く違うからです。
残念ですが、きっとずっと
変わらないのだろうと思うのです。
ご自分が目指すのは何か、
それが一番大切だということを
改めて考えたときに
どういう行動をとるべきなのか
決まってくるのだろうなあと
いろいろな経験を経て感じています。
地図がない
前回、「落とし穴」という言葉を
使いました。
自分の立ち位置やゴールがわからないのに
いつになったらできるようになるかを
考えても意味がない、
落とし穴になる理由は
いくつかありますが
良く言われることで理解しやすいものとして
「間違った方向に進んでしまうと
改善しなくてはならない部分が見えないままで
不必要な習慣や癖が固定化されてしまう」
ことがあります。
子供の時など、
よく、レッスンなどでうまくいくと
「おうちでやってこないでね」
「ひとりでやらないで」と
言われたことがあると
思いますが
自分の感覚が未熟なのに
それを頼りにすることで
うまくいっていたものも
いかなくなります。
いつになったらできるようになるのかを
質問するということは
自分の中で進む地図がないということです。
地図がないということは
自分一人で歩けない、わけで
大きな穴から出られずに
もがいているのと同じなのです。
また、自分の地図がないということは
基準もないのと一緒ですから
いつも、他人の評価や承認で
道を決めることになります。
それは、あなたの表現ではありません。
また、自分の現状と
進んでいきたい方向性がど
どのぐらい隔たっているのかが
わからないということは
いつも満足できない、
不完全燃焼の状態に
あることになります。
テクニックが
表現に結びつかないことも
地図がないことによることが
大きな理由のように思います。
100点が欲しいという執着
もうひとつ、これは
少し方向性が違うのかもしれませんが
いつになったら、という
その質問の後ろには、うまくなりたい、という
思いはもちろんなんですが
100点を取りたいという執着が
ときどき見え隠れしていることがあります。
執着、と言ったのは
まさしく、しがみついているということで
高みを目指したいということと
完璧にできるようになりたいと
それだけにフォーカスすることとは
まったく違うものです。
もちろん、100点を目指すなと
言っているのではありません。
目指すけれど、
100点って取れないんです、
おそらく、一生。
それをわかっていながら
努力を続けるんですが
到達できない自分を認められない方が
多いように思います。
どこかに行けば
100点が取れるんじゃないかと
ゾンビのようになって
アンテナ張りまくって
あっちこっちにうろつき
「いつになったらできるようになりますか」と
問い続けることになります。
100点は目指しても
到達できない自分を
「そうかあ」と許す部分を残すこと、
それが次への成長の伸びしろになっていることを
考えていただけたらなあ、と思います。
ご自分を追い込むことは
いらないのです。
ここを読んでくださっている方が
何歳ぐらいの方なのかはわかりませんが
もし、20代の方でしたら
その結果で人生が変わってくるかもしれないという
ヒリヒリ感を味わう体力がありますから、
ご自分を追いこむのも、(なさりたければ)
良いように思います。
でも、ある程度大人のかたは、
厳しいですが、
ある年齢に達しているのに、
まだ追い込む形のがんばりしか
選択肢がないというのは、
やはり何かが
満たされていない状態だと思うし、
現在地のご自分を見誤っているように
感じます。
やみくもに
無我夢中でがんばることが、
今のご自分に果たして必要なのかを
わからず、
何年も何十年も
同じスタンスで進んでいくことは、
悩みが大きくなる原因では
ないでしょうか。
いつになったらできるようになるか、
考えている時間はないんです。
そんな時間があるのなら
自分と向き合って
今の私はどういう私なんだろうと
見つめる時間としていただけたら
良いように思うのです。
厳しいようですが
私自身も改めて
噛みしめています。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
年齢を聞かれて「〇才です」と
子供が年齢を聞かれたのと
同じタイミングの速さで答えていますか。
それともちょっとだけ休みがありますか。

