こんにちは。
声について
お話をしています。
高音が出るようになりたい
昔から今まで、
声についてのお悩みベスト3に
ランクインしてくるのが
これです。
高音が出るようになりたい
高音が苦しいのでなんとかしたい
高音が詰まってしまう
高音が気持ちよく伸びない
などなど、
高音に対する憧れ、
とどまるところがありません。
男性の場合は
たまに「もっと低音が響くようになりたい」
というお悩みがあるのですが
それでも高音信仰の方がはるかに強い。
女性に関しては
90%ぐらいが
高音ゲットへのお悩みです。
極端なことを言えば
高音は、出ない原因を取り除けば出ます。
もちろん、
その人の声帯の長さや厚さ、
もしくは共鳴腔の深さや大きさ、
身体の作りによって
出る音のレンジは限度があります。
そこはね、残念ですが
持って生まれたものがありますから
隣りの人が三点Gまで出るんだから
私だって出るはずですよね、にはなりません。
高音が出やすい人と
出るのにちょっと苦労がいる人と
いるのは、個体差だと考えて下さい。
けれど、
ただ、音として出せばいいなら
ある程度のところまでは出るんです。
先ほども言ったように
出ない原因を取り除きましょう。
はい、簡単です。出ます。
ただし。
問題はそこからなんです。
高音がダメなら、他の音もダメということ
こんなことを言うのは
身も蓋もないかもしれないのですが
でも事実だから書きます。
高音が出なくてひいひい言ってる方は
高音じゃない、他の音も問題を抱えてるんです。
他の音域はとっても楽に歌ってるけど
高音だけダメ、っていうのは
ありえないんです。
こういうと、
時々、猛烈な反論を食らいます。
いえ、他のところはちゃんと出てるんです、
たぶん、チェンジがうまくいかないんです、
低音は力まないけど、高音だけ力むんです、
顎の位置がいけないと言われたのですが、
中音域は正しい位置なので大丈夫なんです、
高音の時だけ、うまく行かないんです、
いろんなパターンあるんですが
高音以外はできている、
だけど高音だけできない、って
主張なさるんです。
困ったなあ、
他のところがちゃんとできていれば
高音だってできるんだけどなあ、
どうやったらわかってもらえるかなあ、
今はきちんと説明していますが
以前はそう思って
悩んだりしたこともあるのです。
今の私の、今の声を求めて
ブレイクスルー呼吸®セラピーは
なにかを教えこんで矯正するメソッドではなく
できない原因を取り除くメソッドです。
顎に力が入るからできない、と
主張なさる方には
顎に力が入らない状態を経験してもらいます。
そうすると、
今までの歌い方はできなくなります。
顎に力が入らない歌い方を
せざるを得なくなるからです。
そのときに
その方がどう思うかも自由です。
こんなに楽なんてびっくり、と
思ってくださる方がほとんどですが
たまに
「これでは私の歌い方ではないんです」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。
それはそれでいい、
仕方がない、とも思います。
最終的に
私が、私の声で、私として歌うことが
その人にとって一番なのです。
何を表現したいのか、
そのためにどんな声が必要なのか、
その声は他の誰でもない、私の声なのか、
私が私であることを私の声が表しているのか、
そのために
表現があり、個性があり、私があります。
これが正しいから、と押し付けるのではなく
その方の、その時の身体と心が求めるものを
素直にそのままに表したい、
それがもし、将来違うものになったとしても
今の私はこれなんだ、と胸を張って言える、
そういう声を取り戻してほしいと思うのです。
小さなヒント
同じ洋服を
10年、20年と着続けること、
ありますか。
もし、あるとしたら
ずっと似合っていると思いますか。

