ちゃんと、って何をするの
今回は
「正しく立つ」「正しく座る」
ことについてお話しします。
私は今まで
「正しく立つ」「正しく座る」
とレッスンの中で言ったことが
ないんです。
でも、そうやって言われてきた方が
すごく多いことに
びっくりしています。
正しく、だけじゃなく、ちゃんと、
と言われて育ってきた方も
多いみたいです。
時々、電車の中やお店で
子供がふざけたりしていると
「ほら、ちゃんとしなさい」とか
「ちゃんと立ちなさい」とか
親御さんが怒ったりしてるのを
目にするたびに、
ちゃんと、ってどうすることだろう
って思うのです。
楽器のレッスンでもそうですよね。
座って演奏する楽器だと
子供が椅子の上でぐにゃぐにゃすると
「ちゃんと座って!」
「正しく座りなさい!」と
注意なさる先生、多いと思います。
でも、本当は
「正しく」と「ちゃんと」は
意味が違うし、
正しい、のは、何に対して正しいのか
本当にわかっているのだろうかと
疑問に思うのです。
正しい立ち方、正しい座り方、
ネットでググってみると
えええ????って
びっくりするようなことばかりです。
ひどいのになると
「大殿筋を意識して、肛門を絞めて立つ」
とあって、
いやいやいや、それじゃ動けないし、
声も出ないし、まず、息が吸えませんけど?
って本当に驚きます。
表現者にとっての正しさ
正しいというからには
身体が自由になって
心が自由になって
表現が自由になって
本当の自分が解放される
そういうものだと思うのです。
だけど
どうもそうじゃないらしい。
表現者にとっての
「正しさ」についても
少し考えていきたいと思います。
小さなヒント
ちゃんとしている人ですね、と
言われたら
どう思いますか。

