こんにちは。
「いい姿勢」について
触れていきます。
いつから?どうして?
ブレイクスルー呼吸®のレッスンで
姿勢について質問をいただいたり、
姿勢を何とかしたいと
おっしゃって下さる方に、
必ずお伺いしているのは
「なぜ、もしくはいつから、
姿勢について興味や関心を
もっていらしゃいますか」ということと
「何をゴールにしたいですか」
ということです。
いつから姿勢について考えるようになったかは
本当はとても大切なことなので
ここがはっきりするだけで
大きな変化があります。
また、「いい姿勢になりたい」と
簡単な言葉にしてしまうと
隠れてしまうのですが、
その方の本当の目的が
私とその方自身で共有できないと、
レッスンの方向が違ってきます。
一番気をつけなければいけないのは
時々、
「それは姿勢の問題ではないのでは?」
ということがあるのです。
反対に歯ぎしりのように、
ご自分では
姿勢と関係ないと思っていたけれど、
レッスンをしていったら
良くなったというケースもあります。
こんな言い方をするのは
変かもしれませんが
もし、レッスンにきてくださる方が
「姿勢を直す治療」を
受けたいのなら、
私のところへは来ないはずです。
私はお医者さまでも
整体師さんでもありません。
ですから、
手術をしたり、
身体を触って、
つまり、「治療」をすることは
できないからです。
だからこそ
「いい姿勢」という言葉の後ろに、
その方の望むなにか、実現したいなにかがあると
いうことを私が読み解き、見抜き、
そこへガイドしなければならないのです。
それには、
「いい」という言葉に
その方が持っている、
イメージしている、
期待しているものを
明らかにしなくてはなりません。
猫背だからいい音が出ないとの思い込み
いい姿勢、を考える上で
もうひとつの切り口として、
その反対、
つまり悪い(と思っている)姿勢とは
どういうものか、を
明らかにすることもあります。
例えば、以前、
「音の輪郭がぼやけてしまうのは
姿勢のせいだと
指摘を受けたし、自分でも感じたので、
いい姿勢を学びたいです。
整体にも通っているし、
ヨガにも通っています、
でもなかなか定着しません」
と
おっしゃる方がいらっしゃいました。
そこでまずは椅子に座って、
ワークをいくつかしていただいたのですが、
呼吸がとても不自然で、
つらそうなのが目につきました。
問題だったのは
ワークを行う時に、
身体が行きたい方向があるのに、
すっとご自分で
アジャストしてしまわれるのです。
そこで
「どうして今、背中を立てたんですか」と
お伺いすると、
「え、だって、猫背になっているから、
姿勢が悪いので」
と答えられたのです。
なぜ、猫背になるのか、
なぜ、猫背がいけないのか、を
考えることなく、
猫背は悪い姿勢、
気づいたら直さないと、という思考が
ご自分をいつもコントロールしていらしたのです。
そこで
「猫背になると音の輪郭がぼやけて、
姿勢をただすと輪郭がハッキリしますか?」と伺うと、
「え?もちろんです」と
おっしゃるので、
それではご自分の楽器で、
猫背と猫背ではないときと
何回か試して録音し、
ご自分ではわからないようにして、
後から聴き比べていただくようにと
お願いしました。
また、
呼吸のレッスンをする前と
した後も同じように
聴き比べをお願いしました。
すると、
猫背だろうと、
猫背でなかろうと
うまくいくときと
いかないときは関係がないこと、
耳の位置によって
自分で聴こえている音が変わり、
正しく判断されていないこと、
また姿勢は全く気にしないで
呼吸のレッスンを受けただけなのに、
音が変わったことがわかりました。
「姿勢は関係ないんですか?
なんで呼吸だけで音が変わるんですか?
わからないです」
彼女はアタマを抱えていらっしゃいました。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
「背中に物差しを入れる」という言い回し
聞いたことがありますか。
言われたとしたら
最初に動かすのはどこですか。

