こんにちは。
前回は
私たちの身体は
エラスティックであり、
すべてがつながっていることに
触れました。
ここの部分を
アタマではなく
身体で感じられるようになることが
表現者としての第一歩なのだと
わかっていても
表面のテクニックや
パワーに気を取られる方が
多いように思っています。
強さを求める目立ちたがり
身体を「柱も壁も動く家」とすると
「壁を強くする」ことに懸命になるのは
むしろ、バランスを崩したり
強さだけで表現しようとする
危険性があることがわかると思います。
時々、誤解なさる方が
おられるのですが
表現力を高めるということは
強さを得ることではありません。
派手に、目立つように、
刺さるように、感動させるように、
と、アウトプットの強さばかりを
追い求めるのは
表現者ではなく、
ただの目立ちたがりであり、
ひとりよがりです。
表現はアウトプットとインプットの
両方がなくてはならないように
どちらも拮抗しあう、
引っ張り合う、バランスを保ちあう
そういうものですから
筋肉を強くしてパワーを得たとしても
骨の動きが崩れたら意味がなく
身体の内部の動きが止まったら
意味がないのです。
いつも流れている必要があるのです。
そのために大切なのは
身体の内部に空間を感じることです。
ブレイクスルー呼吸®の元になっている
呼吸のメソッドでは
これを「Raum(空間)」と呼び
バランスを保ちあうことを
「Tonus(張り)」と言っています。
強い力を出そうとするとき
私たちは息を吐きます。
そのため、身体の内部は締まって
固く瞬発力を発揮します。
その状態では
柔らかでしなやかで自由で
それでいてパワフルな表現は
けっして生まれてこないのです。
身体の中の空間を潰しているからです。
潰れて固く締まった身体から
溢れるようなエネルギーは
生まれないのです。
この身体の内部の空間は
呼吸のワークで感じることができます。
姿勢を作るのは呼吸
おそらく、
身体を締めて力を得る方向に
向かっていた方は
それではダメだとわかっているから
脱力、とか、緩む、などという言葉に
魅力を感じてトライなさるのだと思いますが
呼吸が変わらなければ
何も変わらないことには
気づいていらっしゃらないように思います。
身体の動きでなにかを変えるのではなく
呼吸が変わらなければ
身体が変わらないのです。
なぜなら、
身体を作っているのは
姿勢を作っているのは
空間を作っているのは
表現を作っているのは
呼吸だからです。
呼吸?
うーん、声は関係ないし、
とか、
腹式呼吸すればいいんだっけ?
とか、
そういう「見た目のこと」ではなく
身体の内部に作用している呼吸で
ご自分の身体のバランスを取るだけでも
まったく今までとは違った表現が
生まれることをわかっていただけたらと
思っています。
椅子に座るのは
・座骨に座って、
・背中を立てて
・アタマが上から釣られるように
・肩を楽に
・力を抜いて・・・・
など、外側から
その場だけの姿勢を作るのではありません。
身体の中から生まれてきた姿勢が
ご自身の一番ナチュラルでいい状態を
表わしているのです。
もし、その姿勢が
演技や演奏に
向かないようなものであったとしたら
それは姿勢を矯正するのではなく
厳しいようですが
ご自分の中にある、なにかが
間違っているのです。
そしてそうやって
呼吸にフォーカスして
ご自分の身体に近づくことは
内なる私に近づくことであり
それが表現の第一歩であることを
体験してほしいと願っています。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
整体院などに行って
「カラダ、歪んでますねえ」と
言われたら、
どう思いますか。

