こんにちは。
書いた記事を消してしまった。。
気を取り直して。
というか、
なかなか表題の
「自分に嘘をつく」が
出てこないじゃないの、
とお思いの方。
はい、ようやく出てきます。
声のレッスンを経て
呼吸のレッスンに来て下さった
Aさんのお話続きです。
その場だけでいい
Aさんは、
初めての呼吸のレッスンに
来てくださったとき、
「なんとかして、
この前の気持ち良かった感覚を
定着させたい」という逸る気持ちと
「今までやってきた勉強、練習が
どうやって生かせるのか」という疑問と
「よくわからないから、
どうにでもして」というおまかせモードで
ごちゃ混ぜになっていらっしゃいました。
レッスンの前に
「録音や録画していいですか」とおっしゃるので、
「必要ないです、
メモも取らなくていいです」と言うと
「でもそれだと家で復習できないです、
覚えてられないし」と
困った顔をなさるので
「おうちでやらなくていいです、
ここで感じた分だけでいいです」と
お話しました。
すると、さらに困ったお顔になりました。
無理もないと思います。
ひとつのことを
完璧にできるまでコツコツと勉強するのが
「セオリー」ですから、
何回も繰り返すのが当たり前、
その場だけでOKです、と言われたら、
そんなちょっとで吸収できるだろか、
つかめるだろうか、と
思いますよね。
でも、本当はそこが違うんです。
いえ、違うというか
それだけだとダメなんです。
財産でなく、在庫
なにかを吸収すること、得ること、
つまりインプットだけを追及すれば、
自分の中にそれが「財産」となる、
表現はその「財産」から生み出される、
だからこそ、たくさんのインプットが必要なのだ
という考え方が
間違っているわけではありませんが、
その方向で進んでしまうと
えてして、在庫が積み上がるだけで、
なんのためのインプットなのか、
わからなくなってしまっているケースが
とても多いのです。
もう古くなってしまって、
今の自分には合わなくなってしまったものも
あることに気づかなかったり、
他のものがブロックされてしまうことも
あります。
財産ではなく
もう使えない、使わない在庫に
なっていることに気づけないのです。
なぜなら、
私たちは日々変化し、進化しているのですが
自分が思う「自分」の概念や思い込みが
ずっと変わらないからなのです。
ここはとても重要なポイントなのですが
なぜか、気に留めない方が多く、
そのために行き詰っているケースは
本当に多いです。
自分に嘘をつく
もう一つ、大切なこと、
表現は受発信の両方であるということは、
単に自分と他の存在ということだけでなく、
自分の中の受発信ができていなくてはならない
ということです。
インプットしたものを
そのままアウトプットするのは
受発信ではなく、単なる出し入れです。
つまり、習ったことを
ただ忠実に再現することは
「おさらい」であって、
表現ではありません。
けれど、
急にそんなことを言われても、
混乱するだけ、
かもしれません。
習ったことを
そのままやれるようになるのが目標だと
教え込まれてきた方がほとんどですよね。
「こうやってやるんだ」
「こうやらないとダメなんだ」と
自分の身体をコントロールすることを
目標にしている間は、
本当の表現は生まれませんから、
そこから抜け出す勇気が必要なのだろうと思います。
その勇気は、先ほどもお話した
自分が思っている「自分」の概念を壊すこと
思い込みから自由になること、
つまり、「自分に嘘をつく」なのです。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
目の前に材料が並べられていて
「お好きなように作って下さい」と
作品を作るように求められたとします。
材料の隣には
「出来上がり見本」も置いてあります。
あなたは
その出来上がり見本を参考にしますか。
それとも無視しますか。

