こんにちは。
今回はいただいた質問をもとに
考えていることをお話します。
間違いを教えられると人生が終わる
いただいた質問は
「アナウンススクールに通っています。
発声についての先生の言葉の意味が
本当の意味でわかっていません。
いまさら聞くのも恥ずかしいし
怒られそうなので教えてください」
でした。
はいはい、どうぞ、と思いながら
読み進めていったんですが
ちょっとねえ、絶句したんですよね。
結構な数あったんですけど
その中のいくつか。
・声帯を鳴らす
・喉を開ける
・息を当てる
・下っ腹で支える
・あくびの状態で話す
これ、本当にひどくないですか。
なんでこんなことを言う人が
先生をやってるんだろう。
悔しくて悲しい気持ちになりました。
こんな間違いだらけのこと、
教えられた生徒さんが
かわいそうすぎます。
私は、学生時代にお習いしていた先生が
「生徒が下手なのは先生のせいです。
生徒のせいではありません。
下手な教え方で生徒の声を潰したら、
その生徒の人生を潰すことになります。
他人の人生を引き受ける覚悟がなくては
教えてはいけません」
って幾度もおっしゃっておられたので
レッスンをするときに
誤解を招くような言葉や
間違ったことを言わないようにと
それだけは心してきました。
それでも、
言葉の受け取り方のずれで
違った意味に伝わってしまうことがあります。
そのたびに、情けなくて落ち込みます。
もし、私の言葉で
その方の人生を損ねたら
とりかえしのつかないことになるのです。
身体と思考を逆にする
以前、「言葉の力」について
触れたことがあります。
先生や評論家、仲間から言われた言葉、
本やネットでゲットした情報の中の言葉
無意識のうちに自分に向けている言葉
いろいろなケースがあるのですが
みなさんが思うよりもはるかに
言葉というものは
強く深く、身体と心に刻まれます。
それはポジティヴな言葉も
ネガティヴな言葉も両方とも、です。
だからこそ、
ブレイクスルー呼吸®セラピーでは
いったん、言葉の生まれる瞬間を逆にします。
言葉で身体を支配するのではなく、
身体で生まれる感覚を言葉にします。
・・・と、簡単に言っていますが
実は少し難しいかもしれません。
何年レッスンを受けていてくださっても
どんな感覚でしたか、とお伺いすると
「うまく言葉にできません」
「わかってるようなわからないような・・」
という方、とても多いのです。
でも、言語化できなくても、
身体はわかっています。
それが身体の素晴らしいところです。
その上に表現が成り立っているのです。
もしかしたら
もどかしいかもしれませんが
それを信じてあげる
受け入れてあげられることは
自分を受け入れることです。
それがあるからこそ、
表現者として大切な身体の解放、
そして心の解放につながることを
経験していただけたらなあと願っています。
小さなヒント
言葉にできないけど
伝えたいことって
ありますか。

