こんにちは。
前回の「演奏の時の呼吸が逆」
というお話の続きです。
動くときは吐く?
なにか作業をするとき、
息って吐いてますか、
それとも吸っていますか。
たとえば、
お餅つきのとき。
杵を持ち上げたときに
息が入ってきて、
吐きながら、杵を下ろしますよね。
釘を打つときも
吐きながら
トンカチで釘を打ちます。
お料理で
お肉を肉叩きするときも
吐きながらです。
スポーツでも
打撃の瞬間に息を吐きます。
瞬間的に
大きなパワーを出すときは
息を吐かないとなりません。
身体の使い方として
その方が効率がいいからです。
これは
言われなくても
考えなくても
身体が自動的にやっているのです。
しかし、ピアノの演奏は
ある一音だけを
上から叩きつけるということでは
ありません。
瞬間的に力を加えることは
その間になにもできない、という
ことです。
一音一音に美が宿るような
そしてそれが連続していくような
演奏という作業には
向かないのです。
吸ったら吐くしかない
せーの、と言った瞬間に
私たちは息を吸って飲み込み、
身体を固くして息を止めます。
身体を緩めることはできません。
そして、「息を合わせる」ように
はああああ、と一気に吐き出すしか
できないことになります。
せーの、が
長くても短くても
人間は吸ったら吐く、
吐いたら吸うようにできていますから
せーの、の次の瞬間は
どうやったって
一気に吐くしかないのです。
その状態で出た音は
半ば暴力的な面を持ちます。
そして動くことができません。
すると苦しいので
またがんばって吸い、
吸うことでさらに身体が緊張します。
物理的に
大きな音は出るかもしれませんが
そこに表現は生まれません。
もちろん、ppもできないのです。
つづく
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
一本締め、の
「よーっ、じゃん!」の時
身体はどうなっていますか。

