こんにちは。
不安を味方につける、のお話、
事前にそのための準備のルートを
立ち上げておきましょう、というところまで
お話が進んでいます。
ルートができる条件
簡単に言ってしまえば
不安が起こったときに
「不安から緊張、緊張から集中」に
自動的にルートが通ればいいわけですが
そのためには
いくつかの条件があります。
たとえば身体の感覚が鈍いと
このルートが通りません。
ですから、
身体の感覚が鈍い場合は
(悪いことではないのです、
単に経験が少ないということです)
まず、その感覚をつかむことから
始めなくてはなりません。
それをしないで、いろいろ考えても
結局は元に戻ってしまうからです。
表現者の方は
身体の感覚が鋭敏なのですが
ときどき、それを上回る
アタマ優先の方がいらして
通常時に
思考が身体の動きを支配しすぎる習慣があると、
不安から緊張に到達した時点で
ルートが閉じてしまいます。
アタマではわかっているのだけど、
のパターンですよね。
こういう場合は
思考と身体のつながり方が
どうしてそうなってしまうのか、
一見、遠回りのようですが
そこから手を付けないと
いつまでたってもうまくいかないのです。
いろいろな「不安に出会う」シミュレーションを
重ねて立ち向かうことは大切ですが
それだけではうまくいかないのは
思考からの身体の解放がないからだと
わかっていただけるといいなと思うのです。
ですので、
このようなタイプの方には
不安そのものに
いきなりアプローチするのではなくて
アタマが先走ってしまわないようなワークを
組み立てて行います。
それだけで
全然違ってくるのです。
また、緊張が集中に向かうには
呼吸が大きな役目を担っていることも
経験則としてわかっている方も
多いかと思うのですが
それは、単に深呼吸をするなどの
偶発的なことではなくて
どうすれば身体が集中に向かうかの
緻密な設計の呼吸を知ることで
確実性が増すことも
知っていただきたいなと思います。
鍛錬をしない勇気
問題があるとすれば
そうやってルートを開くため
身体が自由になることが
準備という捉え方ではなくて、
トレーニング、鍛錬となってしまうと
新たな緊張感や義務感を
生むということです。
表現者の方々は
真面目にコツコツと学びを
続けてこられた人生なので
これがいい、と言われると
満足するまでやり続けます。
呼吸のレッスンでも
「おうちでできるワークはありませんか」
「今日のワークを
繰り返しやっていいですか」
「次回のレッスンまでに
なにをやってきたらいいですか」
と、いっぺんに詰め込んで
少しでも早く、多くの効果をと
焦ってしまわれる方が多いのですが
「詰め込む」ことが
ルートを詰まらせてしまうことに
気づいてほしいのです。
すべてのことを
自分の思考でコントロールできると
思ってしまうと
それ以上のことができません。
どうやってそこを手放すかは
もしかしたら勇気のいることかも
しれません。
視点を変える
不安は避けるべきもの、
うまく逃れさせるもの、ではなくて
集中の材料、種、と思えるように
なるためには
もうひとつ、
視点を変えるということも
大切なポイントになってきます。
ここが存在感に結びつく
大きな要因でもあります。
つづく。
小さなヒント
(解説は公式LINEにて)
無意識に何かをやってしまったこと
ありますか。
どんなことでしたか。
やってしまったあと、
どんな気持ちになりましたか。

