集中力と表現力を100%引き出す
解剖学、心理学に基づく 呼吸レッスンです
呼吸が あなたの人生を変えます
ブレイクスルー呼吸®
あっちこっちに行きながら
調子が悪い、ということについて
お話してきました。
自分のパフォーマンスに自信がない、
不安であるということの裏返しで
そういう言葉を使うこともありますし、
そうではなくても
調子という波に翻弄されてしまうことが
あるのだという部分もあります。
どちらにおいても
呼吸がそこに大きく関わっているということを
お伝えできたらと思っていますが
言葉で伝えることの難しさも
感じつつ、
今回は、そういう状態に置かれたときに
呼吸をどのように感じるかについて
お話しようと思います。
吐く息の意味
・・・と書くと
「どのように呼吸するか」と
読み間違えられそうなのですが
どのように呼吸するか、ではなくて
どのように呼吸を感じるか、です。
呼吸が動詞の時と名詞の時、
意味も目的も
まったく逆になるのって
おもしろいんですが、
そこを話し出すと
また脱線するので
今回はしないでおいて、
「いつもの私」に戻るためにも
「本当の私」に気づくためにも
身体の確信と自信を持つためにも
その場で呼吸がどんな役割をしているか
捉え直す、ということを
トライしていただきたいのです。
たとえば、
今日はうまくいかない、などと
不安や絶望の中にあるときに、
よく「深呼吸して肩の力を抜いて」
「リラックスして落ち着いて」と
言われるのですが
その時に最初にすることは
「息を吐く」ことですよね。
まず、吐きます。
いきなり吸わないんです。
その時の「吐く息」は
なんのためにやっているかと
言葉にすると
「整理する」
「改める」
になります。
そして、それができると
「次への吸う息への準備」になります。
ああーもうだめだー、の
諦めとか、絶望とか、自己否定とかの
そういう思いで吐くのではない、
のですね。
以前にお話したように
「息が戻れる場所」がわかっていないと
安心して整理できない、再編できない、改められない
ので、
足の裏とか、骨盤とか、背中とか
呼吸がおだやかに帰れる、回復できる場所を
知っておく必要があります。
(これ、言葉ではなんだかわからないので
体験するしかないんですが
表現者の世界では、
言葉にはできない、言葉を越える、
そういう感覚を養わないとやっていけないので
そういうもんか、と受け入れてくださいませ)
それができると
次に息を吸うことになります。
吸う息の意味
さて、吸う息ですが
このシリーズの④で
「回復させよう」
「気持ちを切り替えよう」
「自信を取り戻そう」
「ちゃんとした自分になろう」
と、ある意味「前向きに」息を吸うと
余計な緊張が起こる、とお話しました。
頭はやる気満々なんですが
それって
身体は「まだ足りない」
「今のままではダメだ」って
言われてるのと一緒ですからね。
奮い立つ、っていう表現がありますが
戦闘準備になっちゃうんです。
戦ってもいいんですけど
準備万全じゃないのに戦っても
あんまりいい結果は出ませんから
お勧めはしません。
そうではなくて
身体に「そのままで大丈夫」
「失敗しても次があります」
「止まらないで続けられます」と
知らせることが必要なので
必要以上に
前向き、力強い吸う息は
いりません。
うまくいかなかった、などという評価を
受けると、
身体はいったん内側に閉じますから
そこから外側にまた開くためには
身体の感覚を感じ直して
安心して外側の世界に戻ることが
要求されます。
いつもの私を取り戻す、のではなくて
外の世界に触れ直す、ぐらいの
優しくておだやかな呼吸です。
先ほど、吐く息が「整理する」
「改める」と表現しましたが
吸う息は
「接続する」「存在する」ものです。
外の世界と自分が接続するため、
自分が存在するための呼吸だと
認識できると
なんとかがんばるぞ、
やれるようにしなくちゃ、の
マインドはいらなくなると
わかっていただけると思うのです。
人間は波である
自分の呼吸が
どんな呼吸になっているか、
アグレッシヴになっていないか
吸う息が多くなっていないか
身体をイジメながら吐いていないか、
そんなこと考えて呼吸なんてしてらんない、
とお思いになるかもしれませんが
人間は機械ではありません。
呼吸も鼓動も動いています。
動きの中で表現をしていくのです。
その波とどのように付き合っていくか
そこをないがしろにしては
表現はできないのだと
わかってくださるといいなと思います。
お行儀良くしなさいと
小さいころ言われましたか。
お行儀良くする、って
誰の何の目的のためにするんでしょうか。


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