生きているのに、息をしていない
パフォーマンスの時の呼吸の音について
考えたことはありますか。
普段は呼吸の音など、
させていないのに
舞台の上になると、
変わってしまう人がいます。
声と同じぐらいのボリュームで
ひっ!はっ!すーっ!って
セリフや音の合間に呼吸の音を
盛大に拡散している人、
少なくありません。
そして、これとは反対で、
ピアニストや弦楽器で
演奏中に息をしていないという、
世にも恐ろしい人たちが存在します。
平気で16小節ぐらいを
ノンブレスで弾いてて
「し、しなないかな・・・」と
驚くことも、しばしばです。
お芝居でも、そうです。
長セリフだからって、
全く息を吸わずに話し倒す。
無理もないんです。
身体をガチガチに固めているので
息できないんですよね。
他人の体調を悪くするパフォーマンス
なのに本人は
「あたし、息が長いから」と
ちょいと小鼻膨らませてたりします。
息が長いんじゃなくて
息止めるのが長いんだけどな、
って思ってますが。
ずっと潜水してる状態。
そういう演奏やお芝居を
ずっと見たり聴いたりしていると
こちらもだんだん息苦しくなってきて
最後の音で、ふうううううううと
ようやく脱力できるのです。
聴くと身体に悪い音楽、
観ると身体に悪い演劇、
というのは言いすぎでしょうか。
質の良いパフォーマンスでないことは
確かなのです。
私は以前、
ある演奏会に義理で行かなくてはならず、
夫を連れて行ったら、
「ああいう演奏を聴くと不整脈になるから、もう行かない」と
言うので、
「良くない演奏は殺人能力あるな」と
実感したことがあります。
通常の生活では
ナチュラルに呼吸しているのに、
そんなに大きな音をさせていないのに、
なぜパフォーマンスの時だけ
そんなことになるんでしょう。
次回に続く。
小さなヒント
レントゲンの写真を撮るときに
「はい、大きく息を吸ってー」と
言われたら
どうやって息を吸いますか。
「はい、そのまま止めてー」と
言われたら、
どうやって我慢しますか。
我慢した時、
一番苦しくなるのは
どこですか。

