表現によってしかブレスは生まれない
前回は
「力を抜こうと思わないで
いつもと反対の呼吸に変えましょう」
というお話をしました。
これ、
声を使う表現の方たち、
「は?」って思いませんでしたか。
だって
歌ったり、話したりするとき
息って吐いてますよね。
吸いながら歌うこと、
不可能です。
だったら
できないじゃないの。
そう思って当然なんですが
考えてほしいことがあります。
声を使う表現者の方、
話す、歌う、語る、
声を出す瞬間のブレス、
どうしてますか。
ブレスは
言葉や音楽を決定づけるものですから
毎回、同じではありませんよね。
次にどんな表現が来るのか
それによってブレスが変わる。
単なる「息を溜める」ためではありません。
うまく「脱力できない」という方の
ほとんどは
何も考えずに息を吸って、
もしくは息を止めて、
それに耐えきれないようなタイミングで
パフォーマンスの時に吐いています。
話す前に、歌う前に
いちいち、はああっ、って吸って
パフォーマンスしていると
どんどん力が入ってしまうし、
そもそもそんな呼吸で表現ができるわけがない。
むしろ、
吐くのではなく、吸いながら
声を出そうと思ったときに
身体の中で動くものに
フォーカスしてほしいのです。
(ここの部分はまたいつか詳しく)
表現の一部が呼吸
楽器を弾くときや身体を動かすときも
ご自分の呼吸が
表現の一部になっていることを
認識していない方が多いです。
呼吸を考えずに
指を動かす、手をあげる、脚を開く、などなど
目の前のことだけやっていないでしょうか。
私たちは呼吸しているから
動くことができるのです。
呼吸ができなかったら
動けないのです。
小さなヒント
息を止めている時間が多いな、
と気づいたら
両手をクロスして
胸に当ててみましょう。
ほっとするのは
身体のどこですか。

