こんにちは。
間違ったシリーズ
(ってのもおかしいけど)の
お話続けます。
先生は絶対じゃない
実は不思議なもので
「間違った発声」の声楽家さんと
「間違った奏法」のピアニストさんが
初めてレッスンに来られたのは
ほぼ同時期でした。
そもそも、なんですが
なにが間違いか、なんですよね。
習いたてのレスナーさんならともかく
音大を出て
その道で食べていこう、
もしくは副業しながらも
なんとか音楽で身を立てたい
と思ってるわけですから
ちゃんとした先生
(ここが問題なんだけど)に
小さいころからついて
ああでもないこうでもない
そうなりたいけどなれないよ、
と必死で勉強してきたのだから
そうそう間違ってることは
やってるわけない。
っていうのが当然なんです。
だけど
うまくいかないってことは
何かが間違ってるんですね。
それは
本人が間違ってる場合もあるし
先生が間違ってる場合もある。
先生は絶対じゃありません。
どんなに著名だろうが
どんなに実績があろうが
どんなに親身だろうが
先生のおっしゃることが
100%正しいとは限りません。
その先生にとって正しいことが
生徒にとって正しいとは
限りません。
だって違う人間だもん。
だから、
うまく行かない時は
自分にとって
なにかが間違っている、
そう思って
正解を探さないとならないんです。
別に。。。
まずは声楽家の方のケースから
お話しようと思います。
Aさん、30代のメゾの歌手で
音大を出てコンサートの企画をしたり
コンクールを受けたり
でもそれだけだと食べて行けないので
他のお仕事もなさっておられました。
最初にレッスンにいらしたとき
「なにか困っていることありますか」
とお伺いしたら
「特にありません、呼吸に興味があるので」
とおっしゃいました。
でも、私は彼女の歌を聴く前に
「ブレス、続かないんだろうなあ」
って内心思ってました。
だって身体の使い方がそうだったから。
表現者の方は
できないことをできない、と
言いにくい方もいらっしゃいます。
レッスン受けるんだから
「ここが困ってます」って
言うのは当然じゃないの、と
思う方もいらっしゃるかも
しれないけれど、
そうはいかないのよ。
それでもいいんです。
ちゃんと理由はある。
でも、困ることもあります。
お医者さまを受診して
「どうなさいました?」と聞かれて
「特に悪いところありません」と
答える人はいないだろうけれど
(だったら来るな、と言われる)
この手のレッスンって
「別に困ってませんけど?歌えますけど?」
みたいな人が時々出没するのは
折り込み済みなんです。ええ。
なので
気づかないふりをして
呼吸のレッスンを開始しました。
すると
少し経った頃、
急に「すみません、苦しいです」
「息が入らないです」と
訴えてこられました。
つづく。
小さなヒント
先生って何歳から何歳まで
つくものですか。

