『間違った発声がやめられない、間違った弾き方がやめられない③』

こんにちは。

「間違った」発声のお話、

声楽家のAさんのことを

続けますね。

いつものことですが

個人を特定できないように

必要な部分は変えてあります。

ご本人からの承諾も得ています。

目次

呼吸は得意なの、あたし。

呼吸のワーク、

「息が吸えない」

「苦しいです」

とおっしゃったAさん。

こういうケース、

声楽やミュージカル、声優さん、

ナレーター、アナウンサーのように

声を使うお仕事、

もしくは管楽器の方々に

よくあるんです。

なぜなら

この方たちは

ご自分なりの「呼吸の方法」があって

それがプロ仕様というか

これでやってきたんだという

自負とプライドがあるから

違うアプローチで呼吸のことを

「いじられる」と

身体が、もしくは心の底で

素直になれないんです。

たとえば、

どんなお仕事か、わからなくても

「ゆっくり呼吸してください」と

お声をかけると

普通の方は

いわゆる「深呼吸」

レントゲンの前のような

そういう呼吸をなさいます。

でも、呼吸をダイレクトに

扱っているお仕事の方は

いつもの「これが正しい呼吸なのよ」という

呼吸の仕方をアピールなさるので

すぐにわかります。

嫌なんですよね、

いわゆる「深呼吸」するの。

気持ちはわかります。

ええ。

私も若い頃、

理学療法士の方に

「はい、腹式呼吸しましょう、

おおきーくお腹を膨らませて

息を吸いまーす」

と言われた瞬間、

「そんなの腹式呼吸でも

何でもないんだけどね」

と、誰にとも言えずムッとして

(浅はかの極み)

「だったら思い切り

膨らませてやろうじゃないの」

と心の中でタンカを切り

(だから、誰に向かってるんだって)

満身の力で

ぽんぽこりんのお腹にして

理学療法士さんが

「あの、そこまでは・・」と

それこそ息を飲んだりしてたのを

思い出しました。

ホントにね、

私は愚かでした。

情けないけど

若かったから、許して。

なんの話でしたっけ。

はい、そうそう、

呼吸のワークをすると

それまでの呼吸の仕方で

乗り切りたい、

もしくは

私はちゃんと呼吸のことは

わかってます、

もしくは

言われたこと以上のことを

私はできるんです、

そういう身体と心になるので

呼吸のリズムが崩れて

苦しくなったりするのです。

心と身体で間違いを見極める

前回、

間違い、について

触れましたが

何が正しくて

何が間違いかというのは

方法論ではないのです。

たとえば、

緑茶の話だとしたら

ペットボトルの緑茶も

お急須で入れた緑茶も

茶道でのお茶も

緑茶に変わりはありません。

(変わりはない、と思うのが許せん、

そもそも全く違うものだ、

のどを潤すものと、道を究めるものと

一緒にするな、

という方もいらっしゃるでしょうが)

けれど、

茶道を極めた方からしたら

普通にお急須で入れたお茶を

お湯のみでずるずる飲むのは

茶道でのお作法として

間違っている、わけです。

ペットボトルの緑茶しか

飲まない方からしたら

たったの3口飲むのに

それだけのエネルギー使う茶道は

「渇きを癒すための緑茶」としては

間違っているわけですよね。

オーセンティックな立ち位置にある

茶道にしたって、

いろいろな派があり

お作法も考え方も表し方も

違うわけです。

それぞれの目的や本質が違うのだから

正しさも間違いも

それのなかに

取り込まれているのです。

表現者にとっても

同じことが言えると思うのです。

目指す山が同じでも

登り方がいろいろあるでしょう。

だから、登山道同士を

正しい、間違い、というのは

愚かなことなんです。

けれど、

ひとつ言えることは

「思うようにできない」と思うなら

それはその方にとって

何かが間違っている、んです。

そして最も大切なことは

「身体を壊さないかどうか」と

いうことです。

どんな理論武装があったとしても

どんなに誰かが

それでうまくいってたとしても

身体に負担をかけることが

少しでもあったら、

それはその人にとっての間違いです。

ゆっくり呼吸することが

Aさんのこれまでの呼吸、発声に

抗うものだったということは

なにかが間違っていたと

いうことです。

そういうことを

Aさんにお話してみました。

けれど、

Aさんは

「いや、そういうことはありません」と

おっしゃったのでした。

つづく。

 小さなヒント

茶道や華道、武道など

「●●流」「●●式」など

いろいろな派に分かれているものは

多いですね。

なぜ分かれているのだと思いますか。

ブレイクスルー呼吸®で得られる、7つの幸せ

 

1・心、身体、思考の癖が取れるので、感じていることを、そのまま身体で表現できます。

2・頭で考えるのを手放すので、心身のリラックスが得られます。

3・自分の本当の思いに気づき、人とのコミュニケーションが、うまくいくようになります。

4・身体が整って気持ちよく声が出ます。

5・不安や恐れから抜け出して、自信と安心が自分の中にあることを確信できます。

6・他人からの根拠のない評価、詮索や攻撃に左右されなくなります。

7・新しい環境や人との中でも、自分のままでいられるようになります。

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