集中力と表現力を100%引き出す
解剖学、心理学に基づく 呼吸レッスンです
呼吸が あなたの人生を変えます
ブレイクスルー呼吸®
この前、レッスンの後の雑談で
「本番になると緊張して息が苦しかったんですが
気づいたら、そういうのがなくなってました」
と、おっしゃった方がいらっしゃったんです。
もともとは
強弱の幅がない、
もっと豊かな音が欲しいというご希望で
来てくださったピアニストさんで
呼吸のワークを続けていたのですが
そんな効果もあって
お互いに喜んだのでしたが
いつもは呼吸に気をつけていても
本番になると
「息が浅くなる」と悩む方も
多いかもしれません。
私なりの考えを
お話していこうと思います。
本番の呼吸が違うのは当然である
・・・と書くと
「本番で息が浅くならない方法」を
解説するように思われるかもしれませんが
そんなことはしないんです。ええ。
だって当たり前だからです、
息が浅くなるのは。
さらに突っ込んで言うと
本番では、
普段より呼吸が短く、速く、小さくなるんです。
なぜか。
本番前や本番中は、
身体がいつもより多くの情報を
処理しています。
音そのものだけにしても
楽器と身体の両方から情報が送られてきて
それをさばきつつ、次なる音を作るのですが
練習の時と場も違えば空気も違う中で
それらの情報を正しいタイミングでキャッチして
処理するには相当なエネルギーが必要になるので
呼吸の切り替えが早くしなくてはならず
一回の吸気量が小さくなったり、
息をこまめに取り直す必要もありますし、
吐き切る前に次の動作へ移らなくてはならない、
ための「短くて早くて小さな呼吸」が
それらを担うことになります。
一回にゆっくりたくさんの呼吸だと
仕事の質が違うので難しいのです。
ゆっくり吸って、
ゆっくり吐くという呼吸ではなく、
必要な分をこまめに出し入れする呼吸になっている
とも言えます。
そもそも、パフォーマンス中の呼吸は
安静時のような均等な呼吸になるわけがないのです。
ですから、いくら
「深い呼吸の練習」をしたところで
使えない、ということになるのです。
そして、呼吸が普段と違うことと
呼吸そのものが乱れているのとは違うのに、
その受け取りが一緒になってしまうと
間違った情報として受け取られるために
焦ったり、
いわゆる「テンパり」になってしまいます。
普段の呼吸に戻す必要はない
本番で呼吸が思うようにならずに
苦しくなったり、
焦ったりすると
もっと深く吸わなければ
大きく息を入れなければ
落ち着かなければ
と考えるのが普通ですよね。
で、どうするかというと
ふうううう、と
息を吐き切ろうとしたり、
身体を広げて
たくさん息を取り入れようとしたり
「呼吸を大きく操作しよう」と
するわけです。
けれど、
それはかえって身体の仕事を
増やすことになるんですね。
だっていつもは
やっていないことを
やるんですから。
ヘタすると
最初に「あ、呼吸が変わっちゃってる」と
気づいた時の感覚よりも
身体を固める方向に行ってしまうわけです。
まず必要なのは
今まで「いかん、息が浅くなってる」と
焦っていたことは
「本番に向けて身体が動き出している証拠」だと
認識を変えることです。
いやいや、そんな思いこんだって
現実には、ぜーはーしてんのよ、
と憤慨なさる方もいらっしゃるんですが
そんな状態なのに
自分を落ち着かせようとするのは
さらに無理なので
おとなしく言うこと聞いてください。
あはは。
一回の吸気が小さくても、
必要な息をこまめに取り込んでいるケースが
ほとんどなんです。
呼吸の形が変わったからといって、
すぐに不足しているとは限りません。
大丈夫、足りてます。
反対に呼吸を戻そうとするほど、
呼吸は不自然になります。
肩や胸に力が入ったり、
長く吐こうとして、
必要以上に息を使うことになったり、
かえって自分の呼吸ばかり気にして
注意が散漫になったりもします。
本番で必要なのは、
練習の時と同じ呼吸に戻すことでは
ありません。
今の身体が何を必要としているかを
邪魔しないことなのです。
つづく。
泣いているうちに、
涙が止まらなくなったこと
ありますか。
その時、泣いている自分を
どのように感じていましたか。


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