寝落ちコースのことについて
お話をしています。
今回は身体に関わる時間を
スケジュール化することについてです。
困ってから、ではなく
身体のことを
いつもとは違う角度で考えるのは、
どんなときでしょう。
痛くなったとき。
声が出しにくいとき。
疲れが抜けないとき。
本番が近づいているのに
なにかがうまく回らないとき。
何かが起きると、
急に身体の存在が大きくなります。
反対に、
うまくいっているときは
そちらの方に気持ちが行くので
身体そのものには
フォーカスしにくくなります。
でも、それを続けていると、
身体との関係がいつの間にか、
何か問題が起きたときに、
あわてて修正をかけようとする羽目に
なるのです。
身体を「修理するもの」にしない
調子が悪くなったら整える。
違和感が出たら原因を探す。
うまくいかなければ調整する。
そういう対処方法は
もちろん必要なことですが、
「何が悪いのか」
「どこを直せばいいのか」
「どうすれば元に戻るのか」という
修理方法を探すわけですから
身体を見ることが、
いつも問題探しになってしまいます。
当たり前のことですが、
身体は問題が起きたときだけ
存在しているわけではありません。
なんでもない時に
自分の身体がどうなっているかを
丁寧に見ていらっしゃいますか。
触れて、感じていることを
なさっておられますか。
本当はとても大切なことなのです。
平常時の身体を知っていること
これは、悪くなる前に
異常を発見しましょう、
ということではありません。
不調の予防だけを目的にすると、
結局また身体を
問題がないかチェックする対象として
見ることになります。
そうではなくて
今日はこんな感じなんだな。
今日はここがよく動く。
今日は呼吸がこう入るといった
本当に些細なことですけれど
今の身体を知るには
必要なことなのです。
そういう時間を持っていると、
身体との関係が少し変わります。
直すor直さない、
良いor悪い、だけでなく
今日はこうなんだという
素の自分に関われるように
なっていくのです。
いつもの自分を知る
ところが、こういう時間は、
日常の中では
後回しになりやすいです。
今日やらなくても困らない。
明日でもいい。
来週でもいい。
時間ができたら、と思っていると、
ずっとそのままになります。
その小さな引き延ばしが
身体との距離を作ってしまうのです。
だから、身体と関わる時間を
「余った時間」に任せず、
あらかじめ生活の中に置いておくことを
お勧めしたいと思うのです。
月に一度というのは、
そのためのひとつのリズムです。
何か問題が起きたときだけではなくて
一定の間隔で
ご自分の身体を味わうこと、
寝落ちコースも、
そういう時間として月に一度行っています。
何かを治すため、
正しい状態に戻すため、
それだけではなくて、
今の身体と呼吸に触れて
その時々の身体に合わせて、
必要な調整をしていきます。
身体のことを考える時間を、
「困ったときだけ」に
しないため、
月に一度、
自分の身体のために
パフォーマンスの安定のために
メンテナンスの時間を作る、
寝落ちコースを、
そんなふうに使っていただけたらと
思います。
寝落ちコースについて
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