今月末から始まる
寝落ちコースについて
いろいろな角度で
お話していきます。
今回は2回目、
自分の感覚より先に言葉を作らない、
感覚そのものに時間をかけることを
お話していきます。
言語化しない
ボディーワークのレッスンでは
よく「どういう感じがしましたか」と
聞かれますよね。
整体やマッサージなど
身体を触る、触られるものは
ほとんどそうかもしれません。
私も対面のレッスンでは、
必要に応じてお伺いしています。
なぜなら身体で起きたことを
自分の言葉にすると、
その感覚に輪郭が生まれ、
より鮮明に身体に刻まれるからです。
ただし、いつもではありません。
必要に応じて、というのがポイントで
お伺いしない方がいい時は黙っていますし、
ご自分の方からお話くださる方や
もしくは伺っても、なんだかわからない、
という場合など、さまざまです。
大切なのは
無理に言語化しないことです。
そもそも身体の感覚を言語化するのは
そんなに簡単にできることでは
ないからです。
身体の感覚が言葉を選ぶ
なんでもそうなのですが、
何か質問されると、
答えないと悪いのかな、とか、
わかってないって
まずいことなのかな、と
思う傾向が私たちには
ありますから
無意識に、もしくは意識的に
その場にふさわしいであろう、
もしくはそういうことを
求められているであろうことを
言葉にしてしまいがちです。
身体ではまだ「何か違う」としか
わかっていないのに、
知っている言葉を先に
当てはめてしまうのです。
これはきっと「緩んだ」のだろう。
これは「呼吸が深くなった」
ということなのだろう。
そうやって言葉を決めると、
せっかく起きていた感覚を、
その言葉の中に
押し込めてしまうのです。
実際は
まだ曖昧な感覚なのに、
まだ言葉になる途中なのに、
アタマでわかった気に
なってしまうのです。
身体の感覚に
その場では言葉が
追い付かなくても
あとになって
「あのとき感じていたのは、
こういうことだったのかもしれない」
と、わかることの方が
多いようにも思うのです。
真面目な方は
「何か答えなくては」
「先生が期待していることを言わなくては」
「きっとこういう変化が正しいのだろう」
と考え始めるので、
身体で起きていることより、
答えの方が先に立ってしまいます。
大切なのは、
先に言葉を決めて
身体をそこへ当てはめるのではなく、
身体の感覚が言葉を選んでくれる、
ということです。
これは目に見えないテクニックの習得や
表現者としての感覚を磨くのに
とても重要なことなのです。
身体を知る方法
ブレイクスルー呼吸®の
寝落ちコースでは、
参加者はカメラも音声もOFFです。
ワークの途中で、誰かから
「どうでしたか?」
と聞かれることもありません。
これは、対面のレッスンとは
少し違います。
対面では、私とのやり取りの中で、
感じたものを確かめたり、
必要なら言葉を探したりします。
一方、寝落ちコースでは、
感じたものをすぐ誰かに
説明する必要がありません。
誰かに伝えるための答えではなく、
自分の中に起きたものを、
しばらくそのまま
置いておくことができます。
答えを急がないことも、
身体を知る方法のひとつです。
私たちは日常の中で、
たくさんの答えを求められています。
どう思うのか。
何が変わったのか。
良かったのか、悪かったのか。
できたのか、できなかったのか。
でも、身体に起きていることまで、
いつもすぐに判定する必要は
ありません。
「わからない」を急いで解決しなくていい、
そのまま持っていることができ、
そこから、
少しずつ自分の身体に近い言葉が
見つかってくること、それもまた、
身体を知っていく方法のひとつなのだと
思います。
まだ名前のついていない感覚と
一緒にいられる時間を、
寝落ちコースでは、
大切にしています。
寝落ちコースについて
詳しくはこちら
つづく。

