集中力と表現力を100%引き出す
解剖学、心理学に基づく 呼吸レッスンです
呼吸が あなたの人生を変えます
ブレイクスルー呼吸®
ブレイクスルー呼吸®のレッスンは
呼吸という名前がついているので
そのまま呼吸のレッスンだけを
やっているのかと思われがちなのですが
実はそうではありません。
声、についてのレッスンを
多くの方が受けて下さっているのですが
それは単に発声法ということでは
ないのです。
今回は声について
考えていることを
お話していこうと思います。
シリーズとしては長くなるので
じっくりお付き合いくださいませ。
考えてみたら、
今まで詳しく話したことないかもね。
はいはい。
自分の深いところにある声
「あなたは、自分の声が好きですか?」
こう聞かれたら、どう答えますか。
たとえば声楽家の方や
アナウンサーや俳優さんなど
声を使うお仕事の方は
好き嫌いが
はっきりしておられるでしょうし
その理由として
声に対する思い入れや悩みを
挙げられるかもしれません。
プロの表現者ではなくても
ご自分の声のこういうところが
好き、嫌い、と
はっきりしていらっしゃる方も
おられるかもしれません。
では、その好き嫌いの根拠、
果たして「絶対的な物差し」
なんでしょうか。
実は、声は私たちが思っている以上に、
自分自身の深いところと
結びついています。
同じ声なのに、評価が変わる
たとえば、
自分の話声を録音で聞いたとき
「こんな声だったの?」と
驚いた経験は
みなさま、お持ちのことと思います。
なんだかがっかりしたり、
こんなわけないのにと
妙に機嫌悪くなる方、
多いんですよね。
私もそうです。えーやだなー、です。
でも、周囲の方たちには、
それがいつものあなたの声として
聞こえているわけです。
それを思うと
さらにショックかもしれませんが
反対に
声を褒められたりすると
「えーこんな声なのに?」と
不思議に思ったりします。
たとえば誰かに「落ち着いた声ですね」と
褒められても、
本人は「暗くて嫌な声だ」と
思っていることもあります。
本人と他人とでは
聴こえ方の違いはあるにせよ、
同じ声なのに
違う印象を持たれる、
違う評価を受ける、
そんな「絶対的ではない」ものを
私たちは抱えているわけです。
自分の声を客観的に評価することは、
実はとても難しいことです。
なぜなら、声は単なる音ではなく、
自分自身と深く結びついたものだからです。
声を聞くとき、
私たちは音そのものだけではなく、
その声にまつわる自分の経験や感情まで
重ねています。
だからこそ、
自分の声に対して
明確な好き、嫌いが生まれるのかも
しれません。
嫌い、の中身はたくさんある
「自分の声が嫌い」といっても、
理由はいろいろあります。
・思うように歌えないから嫌い
・以前、声をからかわれたことがあるから嫌い
・人前で話すと声が震える、
またその失敗した場面を思い出す。
・あるいは、ただ音色が好みではない、
同じ「嫌い」でも、
本当に千差万別、まったく違う話です。
たとえば、
すぐ声が震えるから嫌、という方は
そこそこ多いのですけれど、
では嫌なのは
震えるという現象そのものなのか、
それとも、聞いている人に
緊張を知られてしまうのが嫌なのか、を
ひも解いていくと、
それまで気づかなかった
自分の反応や思いに
出会うことがあります。
単に好き嫌い、という話から
それまで自分でも気づかなかった
声に対する思いや思い込みが
見えてくることは
ブレイクスルー呼吸®のレッスンでは
よくあることなのです。
もっとも、
だからといって
「声が嫌いなのは、心の問題です」と
言いたいわけではありません。
身体の状態や発声上の
困りごとがあるなら、
それはそれとして扱う必要があります。
ただ、声に対する不満を
一つの言葉で片づけてしまうと、
実際に何に困っているのかが
見えなくなります。
発声法やら特別レッスンやらを
探す前に、トータル、全体からの目線で
気づくことが大事なのです。
そのひとつとして、
声を出したり、聞いたりした瞬間に、
自分の中で何が起こっているかに
気づくことはとても大切です。
私がブレイクスルー呼吸®のレッスンで
お伝えしているのは
こうした自分自身への気づきなのです。
何かの「正解」に
自分を合わせるのではなく、
身体や声に起こることをきっかけに、
自分が何を感じ、
どんな反応をしているのかを
見つめていく時間でもあります。
自分を見つめることは、
自分に点数をつけることでは
ありません。
その声でなにをするのか
もちろん、
声に不満があれば、
発声を学んだり、
技術を身につけたりすることは
大切なのです。
でも、その前に
考えてみてほしいことが
あります。
その声で、何をしたいのかと
いうことです。
声の好き嫌いを丁寧に見ていくと、
そこには自分が大切にしていることや、
声を使って何をしたいのか、という思いが
隠れていることがあります。
そして、その思いが、
一人ひとりの「いい声」の基準にも
関わっているのではないでしょうか。
次回は、
そんな声の好き嫌いを左右する
「いい声」という基準が、
どこから来るのかを考えます。
つづく。
自分の顔、自分の声、
好きなのはどちらですか。

